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「はは、昴流顔真っ赤。別にそこまでの事じゃなかっただろ」
「そこまでのことだった…!明日は絶対部屋の風呂入る!」
なぜ俺が風呂上がりにそんなことを言っているのかと言うと、いくら時間が早いとはいえ大浴場なのだから人がいるわけで、そこにいた人たちにジロジロと見られた。
何をって、ピアスもだろうけどそれ以上に目立つキスマークを。
涼は堂々としてたけど、俺にはできなくてずっと上半身を気にしながら体を洗わなければいけなかった。
涼の言ってた通りお風呂は気持ち良かったけど、もう大浴場には行きたくない。恥ずかしい、無理。
「昴流ってば恥ずかしがり屋さんなんだからー」
「お前の場合少しは恥ずかしいと思え!」
「え、昴流が俺にくれた『大好きー』ってマークなんだぞ?恥ずかしいって思うわけねえだろ、というか見せびらかしたい?」
「馬鹿じゃねぇの…」
見せびらかさなくて良いわ
「ククッ、茹で蛸。あっ違った茹でワンコ」
「なんか、ちょっと怖くなった」
「俺もそれ思った。…まあ、お前が思ってるほど周りは気にしてねぇよ。…見られんのが嫌なら付けんの止めようか?」
「え…」
周りの人に体をジロジロ見られんのは恥ずかしいけど、涼に痕つけてもらえなくなるのは嫌だ…。恥ずかしいからつけないのと恥ずかしくても我慢するなら後者を選ぶに決まってる。
「…付けんの止めないで」
「ふふ…可愛い…」
「んぁ…ぅ…っ」
腰を屈めて、うなじを隠していた襟を捲ると浴衣で隠れるか隠れないかのところに吸い付かれた。
「もー…」
ここ廊下だから部屋に戻ってからして。見られたらどうするの。
「戻ったらして良いんだ」
「…戻ったらな」
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