アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
「りょお…っ」
会いたかった人に会えて安心してしまって、人目も気にせず涼に抱き付いた。…人目、と言っても3人しかいないのだが。
「もうはぐれちゃ駄目だぞ?」
「っぁァ…ん…」
尻の揉まれていた方を優しく撫でられるだけで、先までとは違いゾクゾクと背中に甘い痺れが走った。
「え…恋人って、まさか男…?」
女だと思ってたそいつらは、涼の登場に目を丸くさせ固まる。
「そのまさかなんだけど、何人のにセクハラしてんの?」
「…や、でも涼…酔ってるみたいだし…」
「へえ?酒の勢いで…って誤魔化そうとしたってことか。…こんなとこに連れてきて…、お前は少しは警戒心を持て」
「びゃ…っ?!」
デコピンされた、痛い。
警戒心持てと言われても…酔ってる親切な人って感じだったし…警戒する要素なかった…こんなに奥に来るまでは。
「初対面の人なんだから最初から警戒しなさい」
「…や、だってお前を探してくれるって…」
「お前の警戒心は不良相手にしかないのか…」
う…。そんなことはないと思う…多分。
「もう一層のこと初対面のやつ全員チンピラだと思えよ」
それは流石に無理ある。つか相手に失礼でしょ、それは…。
「…兎に角、お前は警戒心が無さすぎる。…はぐれたのは俺のせいだけどよ」
「うわわ…っ?!」
「手、握られとけ」
恋人繋ぎをして腕を引っ張られながらもと来た道を早足で戻っていく。
あの人たちに礼言ってないって言えば「しなくていい」って涼に言われた。
「あ、旅館に戻ったらお仕置きな」
「えっ」
「当たり前だろ、勝手に変なやつについていって、尻さわらせて…。俺が来なかったらお前犯されてたぞ」
「…え、おかさ…っ?!」
酔った勢いで同性を犯すことってあるのか…?!ただ酔って尻触ってただけだろ…?…いや、触ってたくらいだからあるのか…?
「だから言ったろ"誤魔化そうとした"って。酒が入ってたら、麻痺した状態で犯して、正気じゃなかったごめんなさいって出来んだろ。…狙ってたんだよ。じゃねぇとあんな奥まで行かねぇ」
「え…俺、そういう目で見られてた、ってこと?」
「ざっくり言うとそうなるな」
…前言撤回だ。礼なんてしない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
305 / 1113