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だって…俺が涼と付き合うようになる直前のあれ…レイプされた時の…。
「電話して1、2分くらいで涼俺の場所特定してた」
「…位置情報は?」
「そんなのオンにしたことないです」
「…俺も怖くなってきたんだけど」
「一般人のなせる業じゃないよね」
…待ってマジで怖い。
「椿さんならその日切羽詰まった声で俺の店に電話してきたぞ」
「え」
「『昴流今日バイト有りましたか』…ってよ。んで来たけど1時間半くらい前に帰ったって言ったらすぐ電話切られた」
食器を洗いながら俺らの会話を聞いてた優さんがそう言った。
初耳だ…。じゃあ、すぐ場所を特定したってのは嘘だったのか?何のための嘘…?
「お前を安心させるためじゃねえの?」
俺のため?その時はまだ付き合ってなかったのに…?
「…まあその後どうやって場所を特定したのかは俺もわからねえ所だが…、付き合う前からお前のことすげえ好きだったんだな」
「っ…」
「はは、顔真っ赤。可愛い奴」
涼の事を好きになってからだと、俺をそんなにも好きでいてくれたことがすげぇ嬉しくて、その嬉しさから顔が熱くなった。
謎は残るけど涼の事もっと好きになったかも。
…でもやっぱ何で俺の居場所わかったのかが気になる…。
「気になんなら聞いてみたら?」
「…そうですね」
優さんに言われ、携帯を取り出してポチポチと涼にメールを送ってみる。
すると直ぐに返事が帰ってきてそのメールには『愛の力(`・ω´・)+』と書かれていた。顔文字可愛いな。…じゃなくて、つまりは秘密って事か。
ちょっと残念。…けど俺を必死になって探してくれたんだろうな。それを知れただけでもいっか。
「愛の力とか椿さんエスパーなんじゃねぇの」
「昴流ちゃんセンサーって?」
「…有りそうだな」
「それもう人間じゃないな」
「いや、ちゃんと涼人間ですから」
確かに、有りそうだな、って俺も思ったけど。
「まあ、椿さんがAIにしろエスパーにしろ、だ。ちゃんと連絡は取るように」
「…っす。…って、だから涼は人間ですから」
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