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あのビデオが終わるまで1時間くらいかかるらしいからこたつに足を突っ込んで涼と一緒に夕方もしていたオセロをする。
前ボードゲームは得意と言ってただけの事はあり、3回したけど全部負け。
全部角取られるし、強すぎ。
「……手加減して」
「むすうってする昴流可愛いからしない」
1回くらい勝たせてくれても良いじゃないか…意地悪。
「はい、昴流の番」
4回戦目の中盤。ほぼ黒で埋め尽くされてる。
涼は黒で俺は白だ。
しかも配置が絶妙で、俺がどこに置いても涼が絶対角が取れるようになってる。ここでもう負けが見えてきてる。
「…最初から」
「結果は一緒でしょ」
「うるさい」
「ふふ、ムキになってかわいー…」
分かる勝負をこのまま続けるのも悔しいので、一度崩して最初から。
涼が先行だから強いと言うわけではないと思うが、今度は俺が黒にする。
「昴流ー、オセロってそんな考えるゲームじゃないでしょ」
「……勝ちたい」
「かわい…ふふっ、いくらでも相手してあげる」
熟考する俺をクスクスと笑う涼。勝者の余裕ってやつか。ムカつく。格ゲーなら勝つ自信あるのに…あ、もうこれジャンルが違うか。
「っひゃ…ぁっ?!」
ここにしよう、やっぱりここにしよう…と駒を行ったり来たり。
真剣に考えていると、横から手が伸びてきてこたつの中をくぐって足の付け根を撫でてきた。
「や…、ん…っ涼…!」
「2人だけだからちょっとだけ。…ね?」
「っそ、な…聞かれたら…んアぅっ…!」
「大丈夫大丈夫。向こうはテレビに夢中だから」
次第に触る場所は中心へと移動していき触り方も優しく撫でるだけだったのが揉むようになっていった。
大丈夫、と言うがもしもの事がある。誰かが廊下を通ったら絶対聞こえる。ここ前の部屋と違って防音になってないらしいから。
「やぁ…っ、ぁ…ん、んっ…!」
「1度してみたかったんだよ。こたつでえっち。俺の家無いからさ」
「そ、なの買ったら好きなだけ…っあァぅっ」
「こっちの方がスリルあって燃えない?」
「もえ、な…ぃ…!」
俺は人の家、しかも涼の親戚の人の家でするような趣味はない。
もし見つかったらどうするんだ。土下座どころの話じゃあないだろ。
こたつなんて店にいけば何個でも売ってるんだからここでしなくても良いじゃんか。
「そう?…ククッ、ほら昴流手止まってるよ」
「っ、」
止めさせたのはお前だろ。馬鹿。
「手、や…ぁっ…やっ」
「へえ…?でもちゃんと固くなってきた」
「だ、って…さわるから…」
「俺はちょっと触っただけ。…本当は聞かれるかもって興奮してるんでしょ?昴流はドMだもんね」
「ちが、う…!いじわる…嫌…っ」
横になってこたつのなかに首から下を埋めて、ぷいっと涼に背を向ける。興奮なんかしてない。声聞かれるのは本当に嫌…だもん。
「りょー、だからたっちゃうのに…」
俺のだらしない声も、姿も。涼が見て、聞くから興奮する。他の人にそうされても萎えてしまうだけだ。俺、涼"だけ"って何回も言ってるのに…。
「ごめんね、いじめすぎた。許して?」
「知らない」
「昴流~~…」
涼も俺と一緒に横になって後ろからぎゅうって抱きついて、足を絡めてくる。
暫く無視を決め込んでいると「ごめんね。大好き。昴流が大好き。ごめんね、本当ごめん。昴流が許してくれなかったら俺しんじゃう」…って感じで永遠と続きそうな謝罪の言葉を言い始めたのでそこで許してやることにした。
くるっ、と体の向きを変えて、涼と向き合う。
涼の片足を自分の足で挟むように絡めて今にも泣きそうになってる涼の目尻に唇を落とした。
自分から意地悪してきたくせに泣きかけるとか…。もう少し無視する時間少なくするべきだったかな。でも謝りはしない。俺悪くないもん。
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