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涼はどうあがいたって変態だ。
また俺が布団に隠れたから1度停止したビデオのスイッチをまた入れて早くしてと目で訴えてくる。
「し、しない…」
「えー…撮らせて?」
AVを真似して最初は撮っていた癖に、まだインタビュー?だけで始まってすらない状態だったのにもうそれはどうでも良くなったらしい。この飽き性。
曰、俺が涼を好き好き言って感じてるビデオに変更、らしい。
縫いぐるみを抱き締めてぷい、と涼と、レンズから顔を逸らして意思表示をする。
したくない。それする位なら前の…主従プレイ?みたいな奴の方が、あれもあれで恥ずかしかったけれどまだましだ。
「昴流~…お願い。この動画あったら俺出張頑張れる」
「…ま、前のあるから良いって言ったじゃん…」
「そうだけど、多い方が癒されるんだってば。向こうでエネルギーゼロになったらこれが供給源なんだって。ね、お願い」
「前の、一杯撮ったから足りる…でしょ…」
「無理かも」
「う…」
そりゃあ、俺だって涼に元気でいて欲しい。
元気じゃないよりは元気でいてくれた方が嬉しいに決まってる。
こう言う風に言われてしまったら断りにくい。
俺がシてるのを撮ったら涼が誕生日の日でも去年みたいに元気じゃなるなることがないのなら、我慢しようかなって思えてきてしまう。
これも作戦の内なんだろうか。
その可能性を疑っているのに、断れない俺って、本当涼の押しに弱い。
抵抗を諦め、1度唸って涼を睨んでから、人形を抱き締めたままゆっくりと下半身へと手を伸ばした。
「…ふ、ぁ…、」
涼の服は大きいからズボンは穿いていなく、凄く丈が短いワンピース状態になってるそれの上からソコを手で包み、撫でる。
涼に触られて好きなところ。それを思い出しながら指の腹や手のひらを使って触る。
「あっ…ん…」
「へぇ…いつもそんな風に触ってるんだ?」
「あ、う……あんま、見んな…っ」
「ふふ、やーだ」
体に突き刺さる、涼の視線。
それは1mmたりとも動くことなく俺を捉えていて、それを1度意識してしまえば羞恥心がこみ上がってきて縫いぐるみに顔を埋め、隠した。
「すーばる。そうしてんのも超可愛いけど直接触らないの?」
「…う、うるさい…っ!」
「あ、触るときは下着ちゃんと下ろしてね。撮れないから」
「~っ!!」
事細かに指示され、お前は何かの監督かと言いたくなた。
俺は恥ずかしくて堪らないって言うのに、そうさせている当の本人は興奮の色も混ざったような、凄ぇ幸せそうな顔をしてた。
たったこれだけのことで…否俺はかなり恥ずかしい。止めたいんだがそんな顔をされると、何も言えなくなってしまう。
どう転んだって俺は涼のことが、こんなどうしようもなく変態な所も含めて好きで。
そんな人に喜んで欲しいって気持ちの方が羞恥よりも勝ってた。圧倒的に。
「…次、はないからな」
「えー、残念毎年恒例にしようとか考えてたのに。昴流のえっちで可愛いビデオ集?」
…まぁ、いささか病院をすすめたい位に変態過ぎる気もするが。
これが昔、色んな人から聞いた、冷酷な人間であったとは考えられない。
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