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翌日の早朝、いつもの癖で勝手に目が覚めた。
まだ涼が起きるには早い時間だから涼を起こさないように気を付けながら、布団の中から出、俺がいた場所に人形を置く。
涼にとっては暑めであろう室温に設定されている空調を何度か下げて寝室から出た。
顔を軽く洗ったら冷蔵庫から昨日作ったおかずと、まだ作ってない分の食材を取り出す。
作っていた分は電子レンジに入れて、その間に涼のリクエストにあったものを作っていく。ご飯は昨日多めに炊いたから残ってて、冷凍保存してたのを解凍させるだけ。
30分位すればおかずは全部出来てそれを俺の弁当箱と涼のに詰め込む。
完成した弁当を袋に入れたら次は朝食。
卵焼きだと被るからオムレツ。後ウィンナーを焼いて、トマトを切って。それから簡単なサラダを作って後はパンを焼いたら終わり。
嗚呼、これだけじゃあ寂しいから果物もプラス。
コーヒーメーカーのスイッチも入れて朝食の用意は整い、良い時間になってきたので涼を起こそうと寝室に足を運んだ。
「涼、朝飯出来たよ」
人形を抱き締めて気持ち良さそうに眠ってる涼に声を掛ける。が、返答はない。
涼を揺さぶって起こそうとしたけど涼が前言っていたことを思い出し、涼の方へ伸びていた手が止まる。
キス、若しくはふぇ、フェラして欲しいって涼は言ってた。
後者は絶対しないけど、キス位なら…。するか分からないって涼には前曖昧にしちゃったけど、涼が喜んでくれるのならと思ったら答えは1つしかない。
「んっ…」
ベットの縁に片膝を乗せ、身を屈めて涼の唇に触れる。
寝ている人に起こす為とは言えキスするなんて寝込みを襲ってるみたいでドキドキする。
今すぐ止めたいのを堪えて、中々起きてくれなくて、涼の唇を甘噛みして、吸い付いてみる。
「んむ…っ?!ぁ、ふ…」
それでも瞼はピクリとも動かなくて、もう1度涼に触れるだけのキスをしたら、突然布団に埋まっていた腕がガシリと俺の頭を掴んできて、キスが深いものに変わる。
驚いて閉じることを忘れていた口の中に何かが入ってきて舌を絡め取った。
「ふぁ…あっ、んゃ…」
「ん…」
頭を上げて逃げようとしたら頭を押さえ付けられてどんどん深くなっていって。
舌を吸われると下腹部辺りがきゅんっ、として瞼に滴が溜まる。
「ふふ…、おはよ昴流」
このまま続けられると勃ってしまいそうで、ベットをバシバシと叩いて止めて欲しいことを行動で示すと、涼の手の力が弱まり、唇が離れていく。
目を覚ました涼は朝から意地悪な笑みを浮かべて、俺と、涼の口の間に引く銀の糸を舌に絡め、プツリと切った。
「可愛いモーニングコールしてくれたし俺朝から幸せ」
ベットから立ち上がった涼は上機嫌。
去年と違って朝からそんな表情を見せてくれる涼を見てたらこっちも幸せな気分になって、ちょっとするだけだったのに朝から激しいのされたことに文句言ってやろうかと思ってたけどそんなの言う気が失せた。
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