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「担当科目以外断れば良かったのに」
「教えれないから」とか言って。別に誰だって教えれないって言われて責めたりしないでしょ。
「一応教師だしなぁ…。勤務時間内はね。それ以降は勿論断るけど仕事で頼まれたことはやるよ」
「意外」
真面目な答えに俺の方が驚きだ。そこらへんは器用にこなしてるんだと思ってた。受験生用にプリント作ってあげたりしてたのは前から知ってたけどまさか全員の質問に答えて、そんなことしてるとは思わないじゃん。そんなんしてたらキリがない。
「昴流まさか俺が仕事で怠けてると思ってたの?」
「ご、ごめん…。でも、その…涼って理科室私物化してるイメージが大きいし…、俺には仕事止めたいとか良くいってるから…」
「…まぁそこは否定しない」
仕事よりも俺を優先して止めようとしたり、理科室で、えっち…な触り方してくる涼しか俺は知らないんだもん。後琉生をいじめる。そんな涼が真面目に本当はしてるとか想像しにくいじゃん?真逆だぞ。
「『椿先生』は全生徒に優しいから」
「自分で言うんだ」
「でも、勤務時間過ぎたら『俺』の時間。その時間を生徒のために割いたことはない。それから生徒と過度なやりとりはしない。あくまで話しかけられたら答えるだけで、俺から勉強のことで話しかけたりはしないから、まぁその分楽だよね」
なるほど、スイッチのオンオフをはっきりさせてるってことか。それから生徒との距離も近すぎず離れすぎずを保ってる。そこは涼らしいな。
どうやら涼は俺が見てないところでちゃんと止める止めると言いながらも仕事をこなしていたらしい。ごめん涼、俺少しだけ涼のことなめてた。
「お疲れ様涼」
「ん…」
「ご褒美。元気でた?」
時間一杯まで仕事を全うし、やっと一区切りついて今までの疲労がどっと来ているの涼を、小さい子を褒めるようにぎゅって抱き締めて唇にキスをしてあげる。……キスは小さい子にはしないか。
俺がこんなことをすると思ってなかったっぽく、涼はきょとん。涼にしてって言われてないのに俺から唇にキスってあんましないからな。
涼の唇をぷにぷに押して反応を窺ってみる。…あ、涼の唇やっぱ弾力ある。固めのグミ?みたい。
「んン…っ、すばる…」
「あ…、ご、ごめんね?」
触るのが楽しくなっちゃって、ぷにぷにぷにぷに涼の唇の弾力を指で確かめていたら、名前を呼ばれ我に返り慌てて手を離す。ずっと遊ばれてたら涼だって嫌だよね、うんごめん。
「…ふふ、そんなに俺の唇好きなら指じゃなくて昴流の可愛い唇で触ってくれたら良いのに…。もっとご褒美頂戴?」
「え、あ、あの…っりょ…?」
「ほぉら。ご褒美欲しいな」
ふわりと涼が笑い、俺は涼の腕の中へ。抜け出そうとしても涼の力が強すぎて無理だ。俺に顔を近づけて、今にも唇が引っ付きそうな距離で俺からキスするのを待ってる。
俺もしかしてまた涼のスイッチ入れてしまった…?…甘えてくるの可愛いから今回はまぁいっか。
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