アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
どうしよう、俺凄ぇ嬉しい。そんなこと言われたら俺、涼とキスすんのもっと好きになる。
誰かに触られたら嫌悪する場所を俺には触らせてくれて、それだけじゃくてその場所で感じさえもしてくれる。
そう言う経験が一杯ある人の、絶対あり得なさそうなものを俺がもらってるって、それを聞いただけで幸せな気分になる。今じゃなくてもっと早くに知りたかったとすら思う。
「尻尾ぶんぶんしてそんなに嬉しかったの?」
「ん…」
「ふふ、そう…。可愛いんだから」
俺が気分を良くしてるのが涼にも伝わったらしく、額に涼の唇が落ちてくる。その感触に俺は顔を上げて、涼の首に腕を回してちゃんとキスがしたいって強請るように涼の唇に吸い付いた。
そうしたら涼は口を開けてくれて、俺のに涼の舌が絡まって、それがどんどん深いものになっていく。
やっぱり、夢みたいだ。涼、初めてキスした時もすぐ腰が抜けちゃうくらい上手だったのにあれが深いのは初めてだったって言うんだから。器用な人なんだろうな、きっと。
「んゃ…っ?!」
「…ごめんね。俺がきつくなってきた。ゆっくりキスするのはまた今度ね?」
涼とのキスに夢中になっていたから、涼が棚に手を伸ばしているのなんて気付かず、冷たい液体が尻に垂れてて驚いて涼に思わず抱きついてしまった。
ぽんぽんって俺の頭を撫でた方じゃない手にはローション。どうやらキスだけじゃあ物足りなかったようで。
それでも涼はローションが体温に馴染むまで蕾に触れようとはせずに待ってくれた。…その間は何故か尻揉まれた。
「ふぁ…ぁん」
冷たかったローションも、少しずつ体温で温もってきた。…んだけれど、今度は逆にローションがかかったところが熱くなってきて。そう、何故かローションが触れた場所だけ。
ジンジンと内側から熱くなってくるこの感じ。俺、知ってるこれ。強すぎたら苦手な奴だ。
「これ、びやく…」
「ちょっとだけな。久しぶりだから苦しくないように、ね?」
やっぱりだ。思った通り使われたのは媚薬入りのローションだったらしい。多分今までに何度か使われてるローションだ。こう言うローションに入ってるのは飲むのよりも効き目が強かったことはないから、大丈夫だろう。
「ふふ、もうここヒクヒクしてるね。薬効いてるから?」
「んぁ、ふ…、」
「指一本なら簡単に入っちゃいそう…」
薬が効いたら、涼の指は尻から離れ、入り口に触れる。第一間接の半分まで入れて、抜いてを繰り返される。そうされると、何だかもどかしくて、焦れったい。もっと奥の方に欲しくて、無意識に腰が揺れてしまう。それに気づいた涼がクスクスって笑う声が聞こえた。
「嗚呼…、こうされるのは辛い?昴流が好きなところはもう少し奥だもんね」
「ひゃ、あ…、あっ」
俺が思ってることもお見通しならしく、涼はくぷくぷって少しずつ奥へと指をいれていく。涼の指が内壁に擦れる感覚にお腹の辺りが熱くなる。ただ指をいれてるだけなのに、涼の指だと思うと気持ち良くて、背筋がぞわぞわして。
「今日いつもより感じてるね。ローションのせい?それとも溜まってた?」
「ろ、ろーしょん…!」
涼の指摘にかぁっと顔が熱るのを感じながら、前者の方を肯定する。実際は、涼とするのが久しぶりで、そのせいで涼を必要以上に体が意識してしまっているからなのもあるんだろうけど、それは口にするのが恥ずかしいから涼には言わない。言いたくない。
「残念。今回は恥ずかしがりの昴流の為にそう言うことにしといてあげる」
俺の回答にまたクスリと涼が笑う。全て見抜いていると言わんばかりのその笑い方に、ここから逃げ出したくなった。今日の涼は意地悪だ。余裕がないとか言ってる癖に、余裕しかないじゃないか。もし本当に余裕がなかったら、前に俺が導いた法則が成り立たないってことになる。
「いじわる、やだ…」
「ごめんね。何か喋ってないと我慢できなくなりそうなんだよ」
どうやら本当のところは余裕がないのを余裕があるように必死に装ってる…っぽい?じゃあ俺が考えた法則は強ち間違ってない…のかな。それに付け足すとしたら"まだ"余裕があったら、若しくはそれを"装えたら"意地悪な発言は多くて、装う余裕"すら"なかった時には口数が少なくなる…とかだろうな。
「ふぇあ…っ?!ぁっやぁ…」
慣らし、少しずつ閉じた蕾を広げていた指が、なんの前触れもなしにある一転に掠れ、ビクビクって体が震えた。でも直ぐに涼の指は気づいてないのかそこから離れてしまう。
先の刺激から時間が空けば空くほど、また触って欲しいとでも言うかのようにその場所が疼いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
743 / 1113