アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
思い返してみれば、涼と同じくらいに大切な、愁相手にでもここまでのことはなかった気がする。離れていたら寂しい、とかそんな気持ちは感じたことがない。常に一緒にいたからそんなの感じる機会がなかったと言えばおしまいだけど。そう言うところは、やっぱり、同じくらいの好きでも意味は全く違うのだと実感する。
数年前まではこんな気持ち知らなかったのだと思うと、少し不思議な感じだ。今の自分にあって、昔の自分になかったものが現れる、って。
そんな大きな変化を生み出した、涼って存在はそういった意味でもかけがえのない存在、なんだ。
「…っ、ん…?ふ、」
愛しくて、大切で。大好きで大好きで仕方のないその人に口づける。突然のことで最初は驚いていた涼だが、すぐに受け入れて舌を差し出してきた。その反応にすら可愛らしいと感じる。
涼は、どうなんだろう。涼にとっての俺は?俺と同じくらいのもの?それ未満?以上?
元々涼は自分のことをあまり語りがらない人。最近は聞けば教えてくれるようになったけど、詳しくは聞けてないところも多い。
それもあって涼の心は読みにくいところがある。涼の考えてることなんて俺にはわからないけど、涼の中で気持ちの大きさが俺と同じであるなら嬉しい。
「だいす、き…」
涼への気持ちが溢れすぎて、素面じゃあ恥ずかしくて言えない言葉も普通に口にできた。俺から言えば決まって涼は嬉しそうな顔をする。幸せで一杯な、そんな顔だ。
今回もそれは例外ではなく、一瞬頬が緩んで、俺に唇を重ねた。
「俺も大好き。天使ちゃん」
「っ、あ……?」
その返答を合図に俺の体は傾いて、背にベットが当たる。涼に覆われて、俺の視界は少し暗い。
「ひ…っ?!」
涼が俺に覆い被さっている体勢的になのか、俺の尻にあたる涼のモノ。それは俺が『しっくすないん』を中断させてしまって涼がまだイってないのもあるんだろうけど、硬いままで。…まぁ、触ってから時間は経ってるんだから少し位萎えていてもおかしくなかったんだけど、そんなことはなかった。
「…かたい」
「昴流が可愛いせい」
「む…」
ずっと涼のが硬度を保っていることが俺のせいにされた。人のせいにするな…と言ってやりたくなるが、こればかりは良いこと?なんだろうか。んー…まぁ、反応するってことは好きって感情の裏返しだろうから良いことなのかな。
「ゃ…っぁ…?」
「…吸い付いてくる。かぁわい」
すり、と擦り付けられた涼のソレ。入り口に先端が当たって引っ掛かり、ゾクゾクっとして体にきゅっと力が入ってしまう。
そうすると、涼はくすりと笑い、挿入するかしないかのところで腰を動かして俺の反応を楽しみだした。今日の涼は優しいけど意地悪でもある。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
868 / 1113