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「ルウちゃんいつまでここにいるの?」
「お前が出ていく時でいい」
「おっけ」
屋上で地面に座って、携帯をポチポチと弄る。
兄貴から帰りが遅くなるってメールが来てたからそれに返信して、ゲームを立ち上げる。
隣では愁が地面を灰皿がわりに煙草を吸っていた。
「あいつの化けの皮どうやったら剥がれると思う?」
「…知らね」
「つめた。…あっ!ルウちゃんの色仕掛けってどう?んで良い角度で俺が影で撮るから脅そう。…こんくらいしたら化けの皮1枚くらい剥がれるだろ。…そうしたら落とすのは楽勝だな。1度剥がしてしまったらそう元には戻らない」
いいこと思い付いたみてぇな顔してるけど、いや、待てよ。勝手に話進めていくな。
「んで俺が参加することになってんだ」
そう。まずそこ。他にも色々と言いたいことはあるけど俺を巻き込むな。
「え、いやだって影で写真とらないと意味な…」
「ふざけんな」
思いっきり愁の頭を殴る。
なんで俺が股開きにいかねぇといけねぇんだ。そこら辺の女脅して頼めよ。
「いや、生徒に手を出したプラスゲイってのが良いんじゃん」
「じゃあそこらの男狩ってこいよ」
なんでそこで俺を使ってくるんだよお前は…。
お前ならそういうやつすぐに見つけれるだろ、……脅せば。
聞いた感じ向こうがその気になろうがなるまいが関係ないんだろ?
「だってルウちゃんは男知ってるじゃん?…まあ、男が好きな訳じゃないけどさー、男知らない奴が男に色仕掛けするよりはリアリティあるくない?」
俺にとってはリアリティも糞もないんだがそう言って、俺の股間をやわやわと揉み始めたこいつ。なるほど、お前はそんなに殴られたいのか。
「…っぁ、学校で盛ってんじゃねぇよ。糞」
声漏れた、シネ。
中々止めてくれないので、顔面めがけて拳を振り上げた。
それを俺の股間を揉んでいた手で余裕で受け止める辺り、流石だと思う。
「大丈夫、もしマジでヤられそうになったら助けるから」
"ついでに脅す"が忘れてるぞ。
そんときは写真なんて撮らなくても脅せる。
どっちに転んだって愁の良い方に運ぶ。
上手くいかなくたって"落とす前"の段階の案ならきっとこいつはポンポンと出てくるはずだ。
まるで蜘蛛の素。そしてそれに1度引っ掛かれば抜け出せず、食われ、蜜を吸われる。
…脱線。まあ、兎に角、だ。
「俺はしねぇからな」
なんで好きでもねぇ、お前みたいな関係でもねぇ奴に演技でも股を開かないといけない。そんなサービスしないぞ。俺はそこまでサービス精神旺盛ではないからな。
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