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ーなんつーフラグ回収の早さ…ー
無事を願えばトラブルに巻き込まれるのはお決まりの展開。
まず、結論から言おう。
俺が、チンピラに捕まった。俺が。
愁が良くサボるときに使っている、今日は文化祭の為に使われてなく、電気は1部屋も付いていない薄暗い校舎に足を運び、教室を1つ1つ覗いていた所で頭を殴られた。
痛みで頭がフリーズ状態になっている間に教室の中へ連れて行かれ、壁の方に追いやられ、男数名に囲まれた
その中には、うちの出し物をしていた教室で女子にセクハラしてた奴もいた。
腹いせ、って所だろうか?暇だなこいつ等。
「お前があの"狂狼"なんだってなあ?」
「…だったらなんだよ」
それを知ってて絡んできたってことはそうとう腕に自信がある…って訳じゃねえよな。
睨んだだけでびびってたし。
…否、だからこそ、か?だから、多人数で俺を囲んで人気のない場所で俺を襲った。
けれど、今は付き合っていられない。
愁早く探さないと。まだ携帯に戻って来たって連絡も見つかったって連絡も来てないから。
喧嘩…は、退学になっても困るから最近は喧嘩避けてきたけど今回は仕方ないよな。
人も来ないだろうし、誰かに見られる心配もないだろう。
さっさとやって終わらそうとまだズキズキする頭を押さえながら立ち上がった。
「っ…?!」
その瞬間、2・3人が俺の体を押さえつけてきてきた。
幾ら俺でも多人数の累計力量には敵わない。どうにかして逃げようとしたがやっぱり無駄だった。
「…何、だよ」
「何、って分かんだろ」
「…あ゛?」
男を、ギロリトと睨めば一瞬怯むがこの状態から生まれた余裕だろうか、直ぐにその顔には嫌な笑みが描かれた。
「誰にでも股開く淫乱なんだろォ?ヤらせろよ。腹立ってんだよなお前のせいで」
「…ひゃぅ…っ?!」
べろり、と俺の腕を拘束していたそいつに耳の裏を舐められた。
驚いて変な声が出てしまって、そうすれば男は俺のその反応にゲラゲラと笑った。
「おいおい、マジかよ。耳舐められて感じてんじゃねぇか」
「…や…ン…っ」
耳を弄られると自分の意に反して声が出てしまう。
何でこんなことされてんのか分からなかった。リンチ、じゃないのか。
…こいつらの言い方からしてまさか、まさかまさか。
「…レイプ、かよ」
「正解」
嗚呼、糞見えてきた。
つまり、だ。
リンチより、レイプの方が俺に効くと思ってこいつ等はそっちの暴力を選んだ。
リンチじゃあ俺が何とも思わないと分かっているから。したところで返り討ちに遭うのが落ちだと分かっているから。
レイプって方法は便利なもので、使い方によれば相手を精神的に追い込むことも出来るし、社会的に隔離させることも出来る。俺の場合は、恐らく後者。俺への鬱憤を晴らしてあわよくば…って具合だろう。
前までの俺なら、嫌だと思わなかったと思う。隙を見つけるまで好きなようにさせて、それで殴って、終わり。
けれど、それすらも嫌だと思った。例え暴力でも、それを受け入れてしまえば涼を裏切ってしまう様で。
「…触んじゃねぇよ」
だから抵抗した。唯一使える足で。
けれど、拘束されて動きを制限されている上での足の行動範囲何て限られていて、ほぼ無意味の抵抗に等しかった。
「ビッチも流石にレイプじゃあ抵抗する…ってかぁ?」
下劣な笑い声。
そいつ等は抵抗にならない抵抗を繰り返す俺を笑い、挑発を繰り返しながら俺の服の中へと手を忍ばせた。
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