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「はい出席とるから席に着いて下さい」
S.H.R.のチャイムとほぼ同時に"教師"の涼が教室に入ってきた。
欠席はいないか1つ1つ机を目で確認していく涼と目が合い、涼は一瞬頬を緩めたが直ぐに表情を戻した。
「休学していた狼城君も髪を切って気持ちを切り替えてきてくれたみたいなのでまた今日から頑張っていきましょう」
俺の髪についてはそこまで触れることなく、朝礼であった話を話していく。
S.H.R.が終わり、涼が出ていくと数分後にメールが届き、その内容を見て携帯を机に叩きつけそうになった。
『可愛すぎて勃ちかけた』
ーあの変態…ー
素と教師での差がありすぎだろ。
付き合ってんのが表に出たら色々と不味いから学校では生徒と教師として接する事にしようって決めたけどよ…、ここまで差があると二重人格なんじゃねぇかと疑うレベル。
…つか本当なんなんだよ、ただのセクハラじゃねぇかこれ。俺にどう返せって言うんだよ。ありがとう?それともきもい?
「っぶ、なにこれただのセクハラじゃん」
「っ、愁…!」
「俺が返信してあげる」
俺が返信に困っていると、横から内容を覗いてきた愁がゲラゲラと笑って俺から携帯を奪いポチポチと打ち始めた。
…嫌な予感しかしない。
『俺を思い出しながらシコってろよ。へ・ん・た・い♥』
戻ってきた端末の一番新しい送信済メールはそんな文章でそれを見て「馬鹿」と愁の頭を軽く殴った。
俺こんなこと言ったりしねぇし『♥』なんてつけねぇし………、もうちょい俺に似せてくれよ…。
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