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クリスマス編~錦×真琴ver.~
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こんこん、とドアをノックする音が聞こえる。
誰だ、こんな夜中に。
のろのろとドアノブを握り、ゆっくりとドアをひく。
「はーい…「やっほー、てことでこれどーぞ。」」
は?
そこに立っていたのは鮫島。
そして、手に握られているのは何かが入った袋。
「なに、それ。」
得体の知れない物体に指を指しつつ質問する。
「まぁ、見てからのお楽しみや。はい、持って持って。家入ってから開けてみ。んじゃ、バーイ。」
「えっ、ちょっ、まって……」
しかし、サッサと袋を俺に渡した鮫島は隣の家に消えていった。
「なんなんだよ、もう……」
とぼとぼ家に入り、恐る恐る袋を開けると。
「は…、え…?」
『MerryX'mas』
そう書かれたホールケーキが入っていた。
疑問に思ってると袋にまだ何か入っていて、手紙もあった。
その『何か』を引っ張り出すと、何やら赤いものが…。
「これ…、サンタコスじゃん…。しかもミニスカ……。」
真咲に渡されたものと全く一緒のサンタの服。
そして、手紙には
『MerryX'mas。彼氏さんと仲良くやりや。でも、真琴は俺がそのうち貰うで。』
と書いてあった。
なんなんだよ、こいつ……。
こんなの別に、嬉しくない……。
なのに、頬がすこし熱くなったと感じたのは、きっと気の所為だろう。
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