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長兄松 - 遅松 × 唐松 - ( おそカラ ) 【 1 】
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- 妖怪松 ( 天狐遅松 × 烏天狗唐松 ) -
... 時は夜 。 そして今宵は満月 。
木々の隙間から漏れる月光は夜道を照らし 、 灯りを持っていない人の助けになっているらしく 空から見ても灯りを照らしてる者は少ない 。
俺は 唐松 。 烏天狗としてこの世に舞い降りたのだ 。 今は 可愛いangelを求めて今夜も森の中へ降り立つ 。
... が 。
流石にこの姿では人間でさえも寄ってこないだろう 。 というわけで 、一時的に人間の姿になり angel ... いや 、 cute girl を見つけようではないか 。
「 ぁ ... 」
森の中で迷っているような素振りを見せる 赤い着物に身を包んだ女性 。 暗い森ではあるが 、 一人スポットライトを浴びているように女性には月光が当たっている 。
... 細い指 、 白い肌 。 美しい瞳 。
「 ぁ 、 あの ... !! 」
考えるよりも先に体が動いていて 、女性に話しかける 。 けれど 、 すぐに離れて行ってしまい 、 肩を落とす 。
「 綺麗だったな ... 」
ふと口から漏れた心の声に驚き 、 慌てて口を塞ぐ 。 女性に聞こえてなかったようだが 、 また離れた場所で立ち尽くしている 。 今度は追いかけずに ... 、 と木の陰から覗いていると ゆっくり 着物を肩から下ろしていく女性 。
「 え ? 」
目をぱちぱちしても 見ているのは現実で驚きしか起きなかった 。 それでも女性を見ていると ふわっと小さな煙が上がり その姿は 女性ではなく 、 男性 ... 己と同じく 妖怪 だったのだ 。
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