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長兄松 - 遅松 × 唐松 - ( おそカラ ) 【 3 】
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ずっとお地蔵様の前で座り 、 4本のふわふわの尾を揺らす相手 。 勿論 名前 は 分からない 。 が 、 4本の狐の尾 、 狐耳 から 天狐 なのではないかと勝手に予想をつけている中 、 己が問いかけた問いに答える 天狐 と思われる相手 。
「 此処で - ? お地蔵様 と 話して ン の ... !! 今日の仕事の事とか 、 街の様子とか 」
少し盗み聞きとやらをしていた為か 、 だいたい想像はついていた 。 けれど 仕事が何か分からないし 、 街に降りたこともないので どうゆうのがあるかも知らない 。
... 此れが 、 相手の事を知りたくなった 一つ目の出来事だ 。
「 そうか ... ぁ 、 名前を教えてくれないか ? 唐突ですまないな 」
苦笑いを浮かべ 、 無理かと思う 名前を聞き出す 。 躊躇うような顔をみせる 天狐 。 けれども 、 ゆっくり口を開いて 軽く微笑みながら こう言った 。
「 俺 はね 、 妖怪でさ ァ 、 天狐 の 遅松 !! 名前 は 全て漢字だよ - ? 仕事だと 平仮名に なるけどな 」
案外簡単に 、 さらっと 言ってくれたことに 感謝しなくては ... 。 普通 、 初対面の相手に気軽に名前を教えないものだと思っていた 。 が 、 天狐 ... いや 、 遅松 は 少し違うみたいだ 。 会ったことがあるのか 種族 も知っていた 。 そんなことは どうでもよく 、 此方も名乗らないと 割に合わない 。
「 遅松 、 か ... よろしくな ? 俺は 烏天狗 の 唐松 だ 。 」
と 、 軽い自己紹介を交わし 、 世間話 を話し 、 日が昇るまで 二人で笑いあった 。 遅松 は 仕事 が ある 、 と 先に席を立ち お地蔵様の前に一人になった 。 手を合わせ 、 目を瞑り 、 軽くお祈りを捧げた後 ゆっくり 相手を追うかのように 街に降りていく 。
" ... まさか 遅松 の 仕事が ... △△ だとは思わなかった 。 "
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