アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
長兄松 - 遅松 × 唐松 - ( おそカラ ) 【 7 】
-
" しまった 口が滑った ... "
つい口が滑り 、 一目惚れの事を伝えてしまい焦り始める 。 遅松が 言った通り 会ってから まだ 1日くらいしか経っていない 。 遅松のことも まだ知らないことが多い 。
... なのに 。
まさか伝えてしまうとは 。 でも 、 今なら誤魔化せるかもしれない 、 と 言葉を訂正する 。
「 さ 、 さっきのは冗談だ !! 」
こんなのを言っては 冗談だとは思われないと思う 。 篭っているし 、 焦りの声色 ... 、 どう捉えても そう思っていたのだと思われるであろう ... 。 けれど 、 一目惚れ という言葉 を言ってしまっては 理由も 、 誤魔化す 言葉も見つからない 。
「 ... なぁ 、 唐松 ... さっきの 、 冗談じゃないなら ... 俺に教えてよ ... 」
「 ... えっ ? 」
" 如何してこうなったんだ ? "
真っ先に思い浮かぶ問い 。 だが 、 なんとなく分かってはいた 。 遅松が 俺の言葉は冗談なんかじゃない 、 なんて思ってること 。 でも 、 敢えて 知らないフリをしてくれるのでは ないか 、 と何処かで期待はしていた 。 それは 普通に 何事もなく 期待は壊された 。
「 教えるだけじゃなくて 、 俺を愛して ... 。 好きだって 言って ... 。 」
首元に抱きついてくる遅松 に戸惑いを隠せない 己 。 そして ゆっくり 己の 唇に 温かく 、 柔らかいものが当たる 。 そう 、 遅松からの 口付け 。 触れるだけなのに とてもドキドキする ... 。 やっぱり 、 俺は遅松が好きなのだと改めて思わされる瞬間だった 。
「 ... 遅松 、 俺は お前が好きだ 。 さっきのは冗談なんかじゃない 、 本音だ ... 。 お前が 早く欲しい 。 お前の ... 全て 、 俺にくれないか ? 」
「 あげるよ 、 全て ... その分 、 唐松 が 愛してくれるならな 」
にこ 、 っと笑いあって ... 手を繋ぎあって ... 。 口付けを交わして ... 。 お互いが 好きなのだと 、 愛しているのだと 、 確認をする 。 そして ...
「 遅松 、 これから 宜しくな 」
「 ん 。 宜しく 、 唐松 」
... 俺たちは 綺麗な満天の星空 、 青い月 に 小さな誓いを言い合ったのだ 。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 40