アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
数字松 - 一松 × 十四松 - ( 一十四 ) 【 2 】
-
" 吸血鬼に好かれている " だとか " 仲間 " だとか ... 、 話を聞くとそんな嫌な噂ばかりをされているらしい 。 それならいっそ ... 、 一緒に住んで 、 街から姿を消せさせたらどうだろうか 。
" そうすれば嫌な思いをしなくて済む 。 "
「 なぁ 、 十四松 。 俺と一緒に住まない ? あんなに嫌な噂されて 街になんかいたくないでしょ ? 」
「 いたくない 、 けど ... 僕には 遊んでくれる子供達がいるの ! 皆 、 いい子でね 、 僕のこと何にも思ってないみたいに普通に遊んでくれるんだ ... 。 」
子供達とはうまくいってるらしいが 、 問題は大人達の方らしく 暗い顔を浮かべる十四松 。
十四松が子供の頃 、 ニュースにもなった 子供達の失踪事件 。 その一人の生存者が十四松であって 、 ニュースを知っている今の大人達 は 未だ 仲間なんだと 、 信じ続けているらしいのだ 。
「 そんな顔しないで ? ... ね 、 俺と一緒に住もうよ 。 そうすれば嫌な思い何てしなくなる ... 」
どうしてもそうしたい 、 という訳ではなく 、 ただ嫌な事から解放してあげたいという願いの方が強く何度もお願いする 。 すると 、 小さく頷き 、 此方をじっと見つめる十四松 。
「 一緒に住む ... もう 嫌な思いしたくない 」
と 、 声を震わせ 服を掴んでくる 。 嬉しい気もするが これは相手のため 、 と言い聞かせ 喜びの気持ちを消す 。
__ そんなことを考える前に 。
自分は 吸血鬼 。 十四松は 人間 。
食べるものも違くなり 、 行動する時間も違う 。 色々手間がかかりそうだ 。 けれど 、 一緒に住むとなったからには全てに対応しないといけない 。
部屋 、 食事 、 等 ... 。
この館の案内は 執事 とやらに任せ 、 短時間で全てを終わらしていったのだ 。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 40