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数字松 - 一松 × 十四松 - ( 一十四 ) 【 7 】
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_ ガチャ
ふと聞こえたその音の方を振り向くと十四松がその場に立ち尽くしていた 。 何処か驚いているようで 、 此方の様子を伺っているよう 。
「 十四松 、 僕の事どう思う ? 憎い ? 嫌い 、 だよね ? ... 人生狂わせちゃったんだ 、 その罪 ... 償うから ... 。 街に行って 、吸血鬼殺した 、 って言いなよ ... ? そうすれば 英雄だって 、 そう言われるよ 」
「 え 、 待って ... 一松に - さん ... 。 僕は 憎い とか 嫌い って 思ってないよ ? 死なないでよ ... 。 僕は 人生が狂ったなんて思ってない ... 逆に これが楽しくて 、 嬉しいの ! 一松に - さんっと 一緒に住めて 、 街にいるのは少し嫌だったけど 、 それも楽しかった ... だから ! 」
そんな会話をしつつも 、 吸血鬼 が 弱る原因 となる日光を部屋に入れるためにカーテンを開けていく 。 白い いくつもの光が部屋に差し込み 、 一気に空気が変わる 。 気温も 、 自分の気力も 。けれど 、 自分の脳内には
_ ごめんなさい
のたった一言が浮かんで消えない 。 どんなに十四松が楽しいとか嬉しいと言っても消えてくれない 。 もう 、 自分も消えるしかないのだろうか 。 最後の最後でまた 愛しい相手 、 十四松の涙を見なければいけないのか 。
「 十四松 ... 。 辛い思いさせてごめんね ? 」
ゆっくりと釘を持ち 、 心臓の近くに持っていく 。 好きで愛しい 十四松の表情など見ない 。 見たら また 、 やめてしまうから 。 十四松の涙に弱いんだ 、 やろうとしていたこともやめてしまうくらいに 。
「 一松に - さん ! やめて ! 」
十四松が 叫んだのと同時に同じ声でこう聞こえた 。
" 死なないでよ ... お願いだから ... " って 。
これは十四松の心情 ... ?
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