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数字松 - 一松 × 十四松 - ( 一十四 ) 【 8 】
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もしそうなのであれば _ 。
いや 、 ダメ 。 罪を償うって決めたんだ 。 今までの時間は変えられないが これからの時間は いつでも変えられる 。 それも 好きに 。 だから 、 今ここで償って 、 十四松のこれからの人生を 楽しくさせたいんだ 。
「 ... 今までありがと 」
その一言で自分の心臓めがけて釘を差し込む 。 痛い 。 言葉に表せないくらいに 。大量に出て行く血液 、 そしてゆっくり重力に従い下がって行く体 。 すとんっと座ってそのまま壁に寄りかかる 。
... 十四松は 、 どう思ってるのかな 。
「 一松 ... に - さん ... 。 なんで死んじゃうの ... ? 僕を置いていかないでよ ... ねぇ 、 」
" やっと一緒に住めたのに ... 。 いっぱい話したかった 、 ご飯食べて 、 遊びたかった ... 。 一松に - さんがいない世界なんて 楽しくないよ ... 。 "
ゆっくり目を瞑って 、 うっすら聞こえてくる十四松の声と はっきり聞こえてくる十四松の心の声 。 これからの人生を変えるどころか 逆効果だったらしい 。 やっぱり泣いてるよね 。 そんなこと思っても 、 もう 涙を拭けない 。 十四松を落ち着かせられない 。
_ もう意識はどこか遠くに飛んで行ってしまっているみたいだから 。
最期の最期まで " ごめん " と 。 机の上に置いてある手紙に気づいてくれるかな 。 一緒に暮らせたの1日しかないけど 、 楽しかった 。 あまり話せてもないけど 。 来世 、 会えたらまた 人生を狂わせちゃうのかな 。 生まれ変わるなら 、 十四松と同じがいいな 。
_ 十四松 。 また来世で 会おうね 。
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