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速度松 - 著炉松 × 遅松 - ( チョロおそ) 【 9 】
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≪ 著炉松 side ≫
_ " おそ松 、 何処 "
そう思いながら 街中を走る 。 人の間を走り 、 路地裏 や 廃アパート などを回る 。 けれど 、 何処にも見つからない 。
" チョロ松 、 助けて "
まだ見てない裏路地の近くでそうはっきり聞こえた 。 おそ松の声で 、 誰かと話しているようだった 。 けれども 、 その声は 嫌がっていて 、 如何にも助けを待っているようだった 。
「 ... そこに居るの 、 おそ松と誰 ? 」
銃を構えながら 、 踵を鳴らしながら路地裏に入っていく 。 すると 、 たたた ... 、 と此方に走ってくる足音が聞こえ 、 目を凝らす 。 相手は おそ松で 、 ぎゅっと抱きついてきた 。
「 ... 遅れてごめんね ? おそ松 、 」
「 遅れてっていうか 、 離れたのが悪い !! 」
むすっとしながら言うおそ松が愛おしくて 、 額にそっと口づけを落す 。 そして 、 軽く微笑む 。
おそ松が話してた相手は 、 誰かもわからなく 、 一切知らない相手だった 。 おそ松が言うに 、 誘拐した犯人らしい 。 先程 、 眠らされて此処に連れてこられたらしいが 、 何もされてないとの事 。 けれど 、 おそ松に触れたことは確かで 、 苛つき始める 。
「 ... おそ松に何したんですか ? 」
「 ん ? ... 俺のものにしようと思ってね ...... 、 初めて奪って 、 一緒に暮らしたのに ... 、 好きな人作るし 、 恋人まで作っちゃって ... 。 奪うしかなくて ... 。 だから眠らせて此処に連れてきたわけ 。 」
片手にはナイフを握り 、 何をしようとしたいたのかはわからない 。 男の目に映るのはおそ松しか映っていない 。
_ そこまでおそ松が欲しいんかよ 。
なんて思ったりするが 、 このおそ松は僕のもの 。 誰にも渡さない 。 男の持っているナイフを銃で撃ち抜き 、 利き手であろう右腕を撃つ 。 だらだらと鮮血が流れては 、 地面に赤い水たまりが出来ていた 。
「 ... おそ松は渡さないんで 。 それと 、 これからもおそ松を誘拐したり 、 殺して自分のものにしようとするなら 、 此処で死んでもらいます 。 これ以上 、 此奴に嫌な思いはさせたくないんで 、 」
「 はぁ !? ... 此処で殺すって ? ... 一般人が何言ってんだよ 、 ... 。 お前 、 殺人なんかしたら逮捕されるぞ ? 馬鹿じゃねぇの ? 」
「 ... おじさんの方が馬鹿でしょ ? ... 俺の恋人はね 、 マフィアだから 、 こんな事だってさらっとやっちゃうの ... 。 やっぱ 、 こうやって守ってくれる人の方が好きだな ? ... 俺は 」
殺すと言われて焦る男に 、 追い討ちをかけるように言うおそ松 。 けどまぁ ... 最後どうするかはちゃんと決まってんだよね 。
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