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速度松 - 著炉松 × 遅松 - ( チョロおそ) 【 終 】
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≪ 著炉松 side ≫
今迄一度も使ったことがないペアリング 。 なのにずっと持っていた 。 多分 、 今使うために持っていたんだと思う 。指輪入れなんか無いし 、 凄く前に買ったもの 。 だから 、 手のひらに乗せ 、 おそ松に見せる 。 やっぱ戸惑っていて 、 目を泳がせていた 。
「 ... 指輪してたら 、 捕まることないし 、 僕のだって分かるようにできるからって ...... ごめんね 、 こんな単純な考えでプロポーズとか ... 。 もしかしたら初めてでしょ ... 、 こんなの ... 。 それが 、 単純な考えでされたとか無いよね ... 。 本当ごめん ... 。 さっきの取り消して ... 。 」
「 ... チョロ松 、 」
「 ... いいよ 、 分かってるから ... 。 どうせ嫌だよね ... 。 わかってる ... 。 」
「 ... チョロ松 、 」
うっすら自分を呼ぶおそ松の声が聞こえた 。 けど 、 開いてしまった口はなかなか閉じてくれなかった 。 自虐の言葉しか出てこなく 、 言い切らないと終わらないのではないかと思っていた 。 ... が 、
「 もう分かってるから ... 。 こんな奴に一生を渡したくないよね ... 。 ごめん 、 本当さっきの取り消して ... 。 」
「 チョロ松 !! ... さっきからなんだよ 、 わかってるって ... 何も分かってねぇじゃん !! 今迄の 、 俺の気持ち知って言ってるわけ !? しらねぇだろ !? 」
いきなり立ち上がって 、 自分の前に立ったかと思えばいきなり声を上げだし吃驚するばかりだった 。 " 俺の気持ち " だとか 、 " 何も分かってない " とか ... 。 ただ嫌だと思っていて 、 勝手に話を進めちゃってた 。 口が中々塞がってくれなくて 、 おそ松が止めてくれてありがたいなんて何処かで思っていた面もある 。
「 ... えっと 、 おそ松 ...... ? 」
「 ... 俺は嫌だとか言ってないじゃん !! ... 何如何にも嫌だっていうような言葉 ! ... こんなのならなければ最高のプロポーズだったよ 、 ... 。 凄く好きで 、 いつでも守ってくれるし 、 すぐに助けに来てくれる ... 。 本当は子供の頃から好きだったよ ... 。 全部覚えてる 、 誘拐された時のこととか 、 全部 ... 。 ね 、 チョロ松 ... 。 いいよ 、 結婚して ... 。 俺とずっと一緒にいて 、 」
「 ... ずっと一緒にいよ ...... 、 」
ぎゅっと抱きしめて 、 相手の左手の薬指に指輪をはめ 、 そっと口づけを落す 。
そして _
式なんかあげる暇はないと思うけど ... 、
_ " ずっと一緒に居て 、 ずっと幸せにするって誓うよ "
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