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発情
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「ウリエラくーん、だいじょう……って寝てる?」
ミカから連絡が入って、ウリエラくんの体調が悪いから部屋で休んでいるって聞いた。
ベッドの端に座ると、彼は僅かに沈むそれに居心地が悪そうに唸り声をあげた。
「どうしたの?天使には病気なんてないのに。下界の空気だって、俺が浄化してあげたんだよ?」
体調が悪いというくせに顔色が悪いどころか少し火照ったような頬をつつく。
「んぅ……そこはらめぇ」
え、なに!?って寝言か……。
口から漏れた甘さに、驚く。
でも、クセになりそう。
このぷにぷにともふわふわともつかない、絶妙な感触。起きるリスクなんてお構い無しに、指の動きは止められない。
「やぁ、、それっ、、、んむ」
ただそれは、静かに忍び寄るこの子の手によって、突然の終わりを告げる。
「ちょっと……。それは反則かな、ウリエラくん」
ガシッと突っついていた指を掴まれ、それをあろう事かくわえ始めた。
「んっ、ぅぁ……と……や?」
ここまで来ても冬夜さん、ね。まぁ、当たり前か。無理やり引き離したんだから。
でも自分の指を美味しそうにくわえてるのに、他の男の名前を呼ぶなんて癪に障る。
だからちょっとだけ、いたずらしてしまおう。
「むぅう!?かきま……ないでぇ……?」
されるがままだった指を、一転激しく動かす。ねっとりと、舌を嬲るように。
「くるひっ……ぅあ?え、かみひゃま?」
激しさに意識を覚醒させた彼。中で動かしたままの指を噛まないように喋るから舌っ足らずになるんだけど、それもまた可愛い。
自分が完全に支配してるみたいで興奮するよね。
「おはよう、ウリエラくん?体調はどう?」
「ふぇ?たいひょうれふか?のまえにゆびをぬいてくだひゃい!」
「何を言ってるか分からないかな」
そう言うと自力で指を抜こうとしてくる。ただそう易々とお願いを叶えてあげる俺じゃない。
少し強く、上顎をすりあげる。
「ひゃぅ!!んぁっ……やめ、、やめてくだひゃい、かみひゃ……あ!!」
今日本当に体調が悪いのかもしれない。
冬夜さんといちゃいちゃしてるところを何回か除いたことがあるけどこんなに乱れてただろうか?
いや、乱れてたんだけど
俺はたぶん冬夜さんほどの好感度はないからな。
いくらウリエラくんが感じやすいからってそこまで好きじゃない相手に、こう簡単に気持ちよくなるような子じゃない。
というかそんな子だったら俺は興味すら示してない。
分かんないけど、楽しそうだから、もう少し楽しもうと思う。
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