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公園と桜とボク10※
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「……ヤレれば誰でもいいのかよ」
かーくんの言葉の真意がわからなくて、何を言えばいいか頭の中でまとまらなかった。ただただ必死に首を横に振る。
「誰でも、よく、ないです……。さっきのことは、漏らしたりしたら車にも乗れなくなるし、かーくんに迷惑かかると思って」
「しゃぶって済むなら迷惑かからないって?」
「はい。……あ、でも、そんなことしたらまた検査結果が出るまでセックスできませんよね。それじゃセフレとして失格――」
開いていた口に乱暴に舌が割り込んでくる。ボクがシャワーを浴びてる間に歯磨きをしたらしく、ミントの味がした。
よだれが口の端から頬を伝って落ちていく。怒っていることはわかるのに、頭はぼうっとして、かーくんのすべすべの舌を貪ることしかできない。
そういえば、これがかーくんとの初めてのキスだ。全然甘くなんてないのに嬉しくて胸がトクンと鳴る。このキスにはどんな意味があるんだろうとほんの少しだけ期待した。
それなのに、
「セフレって言うなら、気持ちなんて無くてもセックスだけで満足できるんだよな?」
かーくんはボクの唇をガリっと噛み、両手でバスローブをはだけた。冷たい目に射られて肌にプツプツと鳥肌が浮かんでくる。
いつもと違う雰囲気のかーくんが怖い。だけど鬼気迫る表情のかーくんは今まで目にしたどのかーくんより綺麗だった。
「あっ」
胸元を強く吸われ乳首をつねられた。もしそこがおっきくなったら人前で泳げなくなってしまうのに、かーくんから与えられる刺激に溺れていたい。自由になった両手で、かーくんの頭を胸に当たるように引き寄せた。
「わざと痛くしてるんだけど、なんでここガチガチなの?」
かーくんはパンツの上からボクのペニスを握り、口元だけで笑った。乳首はあえて舐めてくれないらしい。息がかかるほど近くにあるのに、刺激を貰えなくてもどかしい。なんでもいいから刺激が欲しかった。
「かーくんにだったら、何されてもいい、です……酷くしてもいいから、好きにして下さい……」
ボクの穿いているライトグレーのボクサーに雫が浮かび上がって、シミが広がっていく。先端を指でこねられると強い刺激に声が抑えられなくなった。
「あんっ、……ひっ、つよ、い、でも、やめないで……」
「濡らしすぎ。こんなに濡れちゃ帰りに穿けないな」
「ふぁぁっ」
パンツの中でペニスがぬるぬると動いている。亀頭の裏を潰されて、ボクはとぷとぷと精液を吐き出した。
身体の奥が酷く熱い。刺激を求めてアナルが収縮しているのがわかる。もう前だけじゃとても我慢できなくて、自分でパンツを下ろし、できるだけ目につかないように手の中に握りこむ。
独特のにおいが鼻に届いて、やっぱり遠くにでも投げておけばよかったと後悔した。
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