アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
不毛な関係と恋心18※
-
「今日はトモさんがアイマスクして」
シャワーを浴びベッドまで戻ると、枕に顔を伏せたかーくんがアイマスクを差し出してきた。
「え、ボクが……?」
「……そう、トモさんが。今日は何となく上になりたい気分だから」
「分かり、ました……」
ボクは戸惑いつつもうつ伏せで寝転び、アイマスクをつけた。
マットレスが揺れ、かーくんが体を起こした事が分かる。
「腰上げて」
言われた通りにすると、冷たい手で両側の臀部を掴まれた。
かーくんは鼻にかかった声で笑う。
「もう解してあるんだ?」
あらかじめ仕込んだローションが、太ももをつたって膝まで流れた。
かーくんの冷たい手とは反対に、腕の内側に当たるボクの頬はすごく熱い。
「面倒臭いって思われたくなかったから……」
言い訳を口にしたものの無言になる。
心の中で、「それだけじゃないだろ?」って言われた気がした。
グッて臀部を左右に割り開かれ、かーくんのペニスが入り口に当たる。
「欲しい?」
かーくんの言葉にボクは小刻みに首を縦に振った。
(欲しいかなんて、聞かなくても分かるくせに)
そのままの姿勢で待っているものの、いつまで経ってもそれ以上の刺激は与えられない。ねだらなきゃ入れてくれないのかと思い、ボクは恐る恐る言葉を口にした。
「かーくんのが……、欲しいです……」
触れていただけのかーくんのペニスが粘膜に沿って入ってきた。
「何を?」なんて、変態親父みたいなことを言わなかったかーくんにホッとする。
ホッとしたのも束の間、抽挿が始まれば、今度は声を抑えるのに必死になった。
多分、今かーくんはイヤホンをしていない。喘げば萎えられるかもしれない。ボクはガブッと親指の付け根の柔らかい部分に歯を立てた。
だけど、かーくんのペニスはゴリゴリとボクのイイトコロを責め立ててくる。
……下反りのペニスが気持ち良く無いなんて嘘だ。
独り占めしたくてデマを流したんじゃないかと思えるくらい、気持ち良くて、気持ち良すぎて、声を抑えるのが辛い。
そんな気持ちを知ってか知らずか、かーくんは平然と言う。
「声、出しなよ」
「……ッ、男の喘ぎ声なんて聞いたら、きっと……萎えちゃう……」
ボクは息も絶え絶えに返事する。油断したら変な声が出てしまいそうで怖い。
「聞いても大丈夫だったけど」
再び親指の付け根の柔らかい部分に歯を立てながら、「何のことだろう?」とボクは思った。その間にもかーくんの腰の動きは止まらない。
口から流れ出た唾液で、ボクの手はべしゃべしゃと濡れていく。
「……確か、ミキちゃんって呼ばれたいんだよね?」
かーくんは微かに笑って、パタリと腰の動きを止めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 52