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性(さが)2~オリジナル
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不幸にも、妊娠した。
あんなめにあって、しかも妊娠って!
つくづく思う。
この世に神様はいない。
堕胎して、ついでに子宮も取った。
性器形成して穴もなくし、乳房も取り去った。
本当に、男の体になったのだ。
もうこれで、僕を女として使うやつはいない!
…筈だった…
月のない夜、仕事の帰り、いきなりワンボックスカーに拉致られた僕は、人気のない山中で、複数の男たちに、よってたかって犯(や)られた。
こいつらは、俺に女穴がないのを初めから承知で挑みかかってきたのだ。
僕は/
男だから/
襲われたのだ/
朝。
ぼろぼろの姿のまま、山中にほおっていかれた僕は、もう、ほんとにどうしていいかわからなかった。
女の体だから侮られるのだと思っていた。
でも物事はそんなに単純なものではなかった。
男でも、女でも、搾取されるときはおんなじなのだ。
ああでも、
でも。
妊娠だけは避けられたな。
そう思ったけどほっとしたわけじゃない。
ほっとなんて無理だ。
永久に…無理だ。
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