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視線6
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朦朧とする千春に
イヤホンの向こうから
甘ったるい声が聞こえてくる。
「僕に会うまで自慰行為、
禁止っていう約束、
ホントに守ってくれてたんだね。
そういうところ…大好きだよ、先生…」
「今度は
どんな恥ずかしいこと
させてあげようかな…」
「次、会う日まで、
また言いつけを守って
僕だけの先生でいてね」
その言葉を最後に音は途絶え
鷹揚な声の主はもういない。
千春はすぐ動ける余裕もなく、
そのまま涙で濡れた目をゆっくり閉じた。
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