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最近 クリニックも落ち着いて 真弓が クリニックに行く回数も 減ってきた。
内視鏡も積極的に行っている。
正行の病院は相変わらず 忙しいが 新しいドクターが 増えてだいぶ 泊まりが少なくなってきた。
千春も少し責任の有るポストになって朝は 少しゆっくりだが 帰宅時間が遅くなってきた。
真弓も少し前より時間が余裕が出来て 部屋の掃除も 前よりするようになってきた。そして 自動掃除ロボットにやらせるようになってだいぶ 楽になった。
以前と違って千春の部屋にも時々出入りして モップで乾拭き位は している。
前に 千春が怪しげなDVD を購入して 怪しげなことをしていたが 不埒なDVD は 全て捨てたようだ。
千春の部屋は 主にゲームとソフト 趣味の映画のDVD コミック そしてCD 。昔ながらの 黒いレコードをかけるプレイヤーまである。レコードはジャズとロック。CD は演歌まである。
コミックをちょっと失敬してたまに読む。昔 自分がアニメで見たコミックなど 読むだけで結構楽しい。
千春も 良かったら読んで構わないと言っていたので 全巻揃っているコミックを 読み始めた。
そして そのコミックを元の場所に置いたが 何か納まらない。コミックの順番通りに入れ直したつもりだが 入らない。3段に渡って並んでいた筈。
もう一度やり直していくと どうにか 2段目はきっちり入った。3段目の半端なプラスチックケースが 横になっていた。
そのプラスチックケース………
何気に 開けてみると CDとDVD 。らしい。ラベルも何も貼っていない。新しいものか?何枚かある。
薄っぺらい透明ケースの一つに
[麻子から愛を込めて❤ 千春様]
と 手書きのラベルが貼ってあって 赤くハートマークまで。
再生しようか どうしようかと考えたところで 玄関で音がした。千春が帰宅したようだ。
………………………
「おかえりー。千春。今ね 千春の部屋でね あのコミックを読んでいたんだ。
旧のシリーズだから40巻以上あって 読みごたえあったよ。アニメとは 少し違うんだねー。」
「あぁ あれね。週刊紙に連載されていましたから アニメ化が 間に合わなくて 他のエピソードをアニメには あるみたいなんですよね。
あぁ あとは オススメは このコミックはどうですか?間もなく200巻。読みきりだから 面白いっすよ。ギャグもホロリもあって 好きなんすよね。映画もありましたよね。
コミックだとね。他のオススメはね、これ。野球なんすけど 賭け野球のピッチャーの話。プロ野球に入ってね。頭脳プレー。主人公がね なんつーか。面白くて 読み応えありますよ。アニメにもなったんだけど。深夜で。DVD 持ってたんじゃないかな。」
「ありがとう。今度読んでみるかな。
DVD CD も 沢山有るんだねー。
ねぇ 千春?自分で iPodに 音楽をおとしたりするのかな?
パソコンから 映像を おとすのは 違法だよね。
自分で動画撮ったりするのかな?」
「えっ?
無いと思いますよ。
やっぱみるなら DVD は買いますよ。映画は映画館で。 映画館でみないのは 邦画かな?
SFとか 音楽系とか は映画館ですよね。」
ありゃ?真弓さん あんま 機嫌良くない?眉間に皺があって。
スゲー 静かなしゃべり方。
これって ヤバい雰囲気じゃないのか?
コミックの棚に視線を動かすと………
あーーーーっ!!!
プラスチックケースが!奥の奥に 隠しといたのに。
捨てればよかったか?
まずいって!アレは まずい!
俺の黒歴史。まずい。非常にまずい。
ごまかしきれるかな?
俺は頭の中で あれこれ 言い訳を 考えていた。
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