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朝 目覚めると 俺は真弓さんに抱かれるように 寝ていたみたいだ。
あんな寒い思いをしたけど、風邪もひいては いないみたいだ。寒かったのは 空中で、しかもツナギは中が モコモコしていて 風を通さない生地だったし。ヘルメットはピッタリしていたし。
後から合成で 俺に荷物を持たせて 後ろのダンデムしてくれた人も消すって言ってたけど。
ま 昨日は あたふた したよなー。
真弓さんは カメラマンアシスタントになっているし。戸塚さんって人も 変わった人っつうか なんかすべて 事情を飲み込んでいても びっくりしてないっつうか。
恋人居るとか 言ってたな。俺が真弓さんに抱き締められてキスしていても びっくりしていなかったし。
真弓さんたら あんな高い空中で ヘリの中で キスしてくるから 恥ずかしかった。いや その前に 高度4000とか言ってたけど。4キロメートルっつう事だよな。地べたなら 結構距離あるよな。歩いたら1時間くらい?
不動産業界では80メートルで1分だっけ?マンション買うとき そう教えてもらった気がする。でも 人の歩く速度って 時速4キロメートルって 聞いた事もある。
とにかく 高い高いトコに行って あっという間に 飛び降りたんだよな。パラシュート開いたときは やったー!地べたに 俺の足が着地したときは 地面にキスでもしたくなったよな。
でも確かに人生観変わるような 気がしたよ。うん。
あー 背中の真弓さんが暖かい。朝方は寒いくらいだかんな。
すると後ろの真弓さんが身じろぐ気配。抱き締められたまま うなじに キスされて
背中が少し離れた気配。
そして 俺の背中に 真弓さんが おはよう と言いながら 指で字を お・は・よ・う と書いた。
ゆっくり ナゾラレ くすぐったくて。
すると又背中に 指で 何か 書いている。
えーっと
き・の・う・お・ど・ろ・い・た・?
そーだよびっくりしちゃったよ。コクコク頷くと
又俺の背中に字を 指で書こうとしている。
「真弓さん 起き上がって。俺に背中向けて。」
俺も 真弓さんの背中に 返事を書こうっと
真弓さんの背中に
で・も・お・も・し・ろ・か・っ・た。
背中を向けた真弓さんがうんうんと頷いている。
真弓さんの背中に一回コツンとおでこを つけて 俺は 続けて
ま・ゆ・み・さ・ん・す・き
と書いた。
すると 真弓さんが
振り向いて 俺に背中を 向けるように 肩に手を。そして
ち・は・る・す・き
よーし 俺は……
真弓さんの背中に 上回る言葉を指で書いた。
真弓さんが 首をひねっている。分からねぇかな?もう一度 ゆっくり 書いた。
真弓さんが首を傾げてる。
こんなにゆっくり書いたのに。
あいしてる って。
そしたら 真弓さんは
「えっ?何?好き?って書いたの?」
わからねぇのかな?
そしたら
真弓さんが
俺の背中に
ぼ・く・も・え・い・え・ん・に・あ・い・し・て・い・る・よ
そして 真弓さんは
後ろから 優しく
俺を 抱き締めたのだった。
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