アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
61
-
時計を見ると 既に 11時を指している。昼飯は何にしようかな。
俺一人じゃ簡単なモンで良いよな。外に食いに行くのも面倒だし ホカ弁もコンビニ弁当も味気ねーし。俺 カップ麺は嫌いだしな。デリバリーも一人分 ったって ピザくらいし。ピザじゃあ なんかなぁ…
食パンが冷凍してあっから ピザトーストでも作るかな。タマネギとピーマン沢山乗っけて ベーコンとトマト乗っけて。ピザソース小袋有ったし。チーズはスライスでよしっ!
タマネギピーマン沢山のピザトーストは 真弓さんも好きなんだよな。
まーさん まゆ まゆ まゆーみさんッ
まーさん まゆ まゆッと
真弓さんの好物作るときって どうも 駄目だなー。会いたくなっちまう。
そのとき スマホが鳴った。
真弓さんからだ。
(もしもし。千春?僕だけど。何してたの?もしかして お昼の準備?)
「あ 真弓しゃん。ありゃ 噛んじゃった。まゆさん。あれっ?真弓さん。まだ 講習中じゃないんですか?早く終わったんすか?」
(うん まーね。お昼は何するの?)
「えー?お昼っすか?えーと 今ね うちに居るんすけど 買いに行くのも面倒だし 冷凍庫に食パンがあるから ピザトーストでも作ろっかなーって。まゆみしゃんはまだお昼食べてないんすか?あれっ?又噛んじゃった。」
「ふふふ。可愛いな 千春は。そろそろさ僕のこと 違う呼び方で呼んで欲しいなって 思っていたからね。電話なら恥ずかしくないでしょ?真弓さんじゃ ちょっとさ。前にも言ったよね。)
「えっ?
まー それは おいおい 考えておきます。」
(んー?いつも そういって はぐらかすんだなぁ。千春は。ねーぇ 千春。せめてさ ベッドの中くらいはさ 違う呼び方してよ。千春が いつもと違う呼び方してくれたら 僕は 燃えちゃうんだけどなぁ。そうしてくれたら 僕も 僕だけの呼び方考えるから。ねっ。千春。考えてくれるかな?ち は る?)
あれっ?なんか真弓さん すごく甘々な雰囲気なんだけど。どーしたんだろう?まぁ俺はスゲー嬉しいけど。
俺もさっき浮かれていたから ついまゆさん。なんて出ちまった。心の中で思ってりゃあ良いのに さっきは アイロンをマスターしたから なんか 気分がノリノで。声に出して 独り言いってたからな。
でもなんで 遠く離れた処から そんなこと言ってるんだろ?呼び方なんて今更じゃん。俺だって 真弓さん って 堅苦しいって思ってるよ。だけどさ 恥ずかしいもんな。真弓ってなんか呼び捨ては無理だよ。まーさん は 正行さんみたいじゃん。バビエさんはまぁ君呼びだから まーさんと被るダロ? となると まゆってか?俺はさ 昔っから千春って呼ばれていたから 千春って呼び捨ては 構わねー。
「真弓さん 今一人なんすか?正行さん一緒じゃないんすか?」
(んー? ひとり じゃないかな?僕もさ お昼まだなんだ。あ そうそう お土産ね 買ったよ。牡蠣醤油の味付海苔。千春も牡蠣好きだよね。牡蠣のエキスが入っていて 美味しいよ。ご飯炊いたらこれ 食べたいな。あとは お新香と味噌汁あれば 言うことなしかな)
「ヘエー 美味しそうっすね。」
(うん 千春ご飯炊いてくれる?でも明日の朝で良いからね。今はピザトーストで良いよ。食パン確か5~6枚冷凍してあったよね。)
今?今はね?
んッ?
ありゃ?電話じゃない真弓さんの声が 聞こえるのは幻聴か?
「千春?どーしたの?しゃべってくれないの?ピザトースト作ってよ僕にもさ」
後ろを振り返ると やっぱり真弓さんがスマホを持ちながら キッチンの入口に立ってる
俺はスマホをソファに投げ出した。
何故有り得ない処に出現したか?何故出張中なのに ここに居るか?何故ピザトーストの話になったか?
そんなことはどーでも良い。とにかく 優しくて いやらしい 真弓さんがそこに 居るだけで それが すべてで。
あーん 会いたかったよー。
駆け寄って 抱きついた。真弓さんの匂い。真弓さんが居る。はるか彼方に居ると思ったのに ここに居る。ここに。俺を抱き締めてくれて。あったかい 真弓さんのコートの中に スーツの上着の中に手を滑り込ませた。
見上げると 真弓さんが優しく笑っていて くちびるに思わず吸い付いた。
「真弓さん んッ んッ
あー 実物だ。あー ここに 居る。
んッ あんっ。」
キスの合間合間に 息があがって しまいながらも たずねて。
「んッ んッ ちー ちー ちはる
講習が ね 中止に ね んっ
講師が インフルエンザで ね。
朝一番の 飛行機で 帰って来たんだよ。千春に 会いたくて 千春を 抱きたくて 千春を可愛がりたくて んっ
千春が んー ー。 千春 んっ?
勃ってる 固くなってる。」
「あんっ。 んー まゆ み さっ
会いたかった んっ んっ
ま ゆ んっ まゆ あぁん」
重なりあったくちびるはライトなものから 段々 噛みつく勢いになって、抱き締め合ったまま 俺は 真弓さんに 抱き上げられて ベットルームに 運ばれて。
獣のような激しい 勢いに 翻弄されていったのだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 137