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0 もしも……1
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もしも 千春が 真弓の居ないときに受診していたら……
~~~~~~
俺は千春。
29才。バツ2。体には自信が有ったが 風邪を引いてしまった。ダルい。熱は少しあるし食欲もない。
あー調子悪いな。仕方ない 医者に行くかなぁ。
隣のビルにの1階に医院が有ったなぁ。
内科肛門科って看板だけど 元女房が言ってたよな。医者は一通り医学を学んでるんだから どこだって同じよ って。
今 午後5時か。確か 診察は6時までだったよな。よし 医者行くか。久々だなぁ。医者なんて。えーと保険証と財布と鍵っと。
医院の待合室には誰も居なかった。夕方のこんな時間だからなぁ。受付で何か書いて長椅子で待っていると すぐ名前を呼ばれた。
診察室に入ると 上品そうな 穏やかそうな白髪混じりの医者が 俺に色々質問してきた。何も食ってないこと ダルいこと 熱のこと 痛いとこを 丁寧に聞いてはカルテに書き込んでいる。中々親切じゃねーか。胸の音を聴いて 喉を見て インフルエンザの検査もしてくれた。
そしたら 何か時計をみながら電話をかけている。聞くとはなしに聞いてると………
「あー母さん 真弓帰ってきたか?うん うん
あー真弓か お前 これから 下に来てくれるか?うん うん。風邪の患者でな。ちょっと脱水気味で 朝から食べてないらしいから うん うん 点滴すると ちょっと時間がな。会計と薬、点滴の うん やってくれるか?うん悪いな。1時間後に来てくれれば良いよ。」
医者は俺に
「えーと 山科千春さん。
食べてないようなので 水分補給とブドウ糖の点滴をします。それと解熱 筋肉の痛みと緊張を少し和らげる薬が入ってます。点滴は1時間くらいかかるかな。それで大変申し訳ないのですが 私はこれから外出しなければならないのです。医院はもう少しで終わりなんですが 今私の代わりの医師が参ります。その者がきちんと点滴の針を抜きますし 会計もやり お薬もお渡し致します。」
えっ と言うことは 俺が点滴やらなきゃ 先生も医院を閉めて外出出来るし 代わりの医師だって来なくて良いんじゃねーかな。
「先生 じゃあ 良いっすよ 俺 薬だけもらって 帰りますよ。」
「いえ
ちょっと見たところ くちびるも渇いているし 脱水気味ですよ。
代わりの医師は私の子供 って言っても もう 子供じゃないし れっきとした医師ですから 安心してください。それに あなた 熱もあるし 食べてないなら 薬だって飲めないでしょう?点滴すればだいぶ 楽になりますよ。大病院じゃないんだからここは。個人経営だから こんな 融通がきくんですよ。安心して。心配しないで おとなしく点滴していきなさい。ねっ。」
このおじさん っつうか 医者は親切だなぁ。隣に有ったのに 今まで世話になったことなかったからなぁ。ほんじゃ お言葉に甘えるか。
俺は先生に頭を下げた。
診察室の隣のベッドて横になり 点滴をうけた。暖かい部屋で 毛布を掛けてもらったら うつらうつらとしてしまった。
夢うつつに おねーちゃんの 若先生お疲れ様 お先に なんて声を聞きながら うつらうつらと 微睡んで 気がつくと 7時になろうとしていた。
もうすぐ点滴も終わりかな。
しかし あの先生 親切だなぁ。普通なら 自分が出掛けるなら とっとと 俺のこと 追い出しちまうよな。それなのに わざわざ自分んち に電話して 自分の子供を寄越して。元女房が言っていた通りだな。病院みたいに待たされねーし。ちゃんと風邪でも診てくれるし。自分が出掛けるのに わざわざ点滴してくれて 代わりに子供を寄越して。
子供っていったって 医者っていってたな。ま まゆみ って言ってたっけ?
まゆみってことは 女?
それとも 苗字か?ここ山手医院って名前だよな。と 言うことは 山手って苗字なんだろうな。っつうことは。まゆみって。
女医か?
やらしいな。女の医者かよ。
AVみたいによ あら?どーしたの?どこが悪いの?まぁ こんなとこ 固くなってるわ。治しましょ。かぽっ とかさ。
まぁ風邪?何か裸で したのかしら?いけない人。とかさ。
あるわけねーよな。
だいたい 医者なんて みーんな おっかねー人ばっかりだろうよ。
ま ここの先生は 別だな。
スゲー優しいし点滴なんかしてくれちゃってよ。ちゃんと 聴診器で 胸の音を聴いてよ。
穏やかなしゃべり方でよ。
でも俺 女の医者なんて苦手だな。あんなビデオみたいなスケベ女医なんて居る訳ねーし。俺 そー言えば スケベなビデオ最近見てねーな。ナースもな。女医もな。イマイチでよ。女ってなんか みーんなおっかねー感じ。離婚してからなんかみーんな女は 苦手になっちまってねーか?
俺 優しい人が 良いな。
さっきの先生みたいによ 穏やかに 優しく 話してくれる人が 良いな。好感持てるよな。
そのとき 山科さん 楽になりましたか?と言う声と共に ドアが 開いたのだった。
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