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灰色生活に聖なる夜が訪れる
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「――ミケ。寝るぞ」
「…うーん…」
つばきの作ってくれた卵チャーハンを食べ、つばきがシャワーを浴びている間に食器を洗い、ソファーに座ってうとうとしていた僕に、いつの間にかシャワーを浴び終わったつばきが声をかける。
「仕方ないなー」
そう呟いたつばきは、僕の膝裏に手を入れ持ち上げ、ベットまで運んでくれた。
そしてそのまま僕の隣に一緒に寝る。
「あれ?つばきもう寝るの?」
抱きしめてくれたつばきの胸の中に顔を埋めつつ訊く。
いつも勉強してから、ベットの中に入るのに。
「そうだな。明日から冬休みだし、夜中の勉強は当分はお休みかな」
胸の中に埋めた僕の頭を撫でながらそう言ったつばき。
じゃあ、当分は一緒にベットの中に入って眠れるんだ。
嬉しいな。
「そうだ、つばき明日クリスマスだけど、バイト休みだしクリスマスパーティーでもするか」
胸の中でうつらうつらしていた僕は、つばきの言葉が理解できぬまま小さく頷いた。
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