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スーパーから帰ってきてすぐオムライス作りに取り掛かる。
「ミケ、俺も手伝おうか」
玉ねぎ、ピーマンを切っていた僕にキッチンに近づいてきたつばきが声をかけてきた。
つばきと一緒に料理する。楽しそう…かも。
僕はつばきとオムライスを作ることにした。
狭いキッチンに二人いるのは窮屈だけど、つばきと一緒にオムライスを作ることが楽しい。
つばきも目尻の下がった笑顔で卵を割っている。
「へぇー。卵に砂糖やっぱ入れてたんだ」
「うん。つばき甘いやつ好きそうだから…」
「まぁ確かに。卵焼きも甘い派だけど」
つばきは意外に甘いものが好き。
コーヒーゼリーもアイスを乗せて食べるのが好きだし。
「え、牛乳も入れるの?」
僕はいつもの作るオムライスのレシピ通り、卵に牛乳を加えた。
その様子に少し驚いた顔をしているつばき。
二重の大きい瞳が見開いている。
「何となく牛乳入れたほうが、卵がふわふわするから……」
「あのふわふわ卵は牛乳を入れたからなのか。なるほど」
腕を組んで何度も頷いている。
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