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「俺さ、ちっちゃい頃このサンタの砂糖菓子食べるの好きだったんだよ」
チョコプレートまで食べ、最後に残った人形を見つめている僕につばきが言った。
「これって食べれたんだ……」
てっきり飾りか何かだろうって思ってた。
だからどうしようって今考えてたんだけど。
「おぉ。甘いぞ」
笑顔でそう答えたつばき。
「でも、つばき好きだったならつばきが食べたほうが……」
「いいからいいから。今日は特別。ミケにやるよ」
皿をつばきの方にやろうとしていた僕を制止したつばき。
うーん。まぁそう言うなら…。
僕は恐る恐るおじさん人形を齧る。
「…甘い」
ケーキよりも甘いおじさん人形。でも美味しいかも。
「これが子どもの頃好きだったんだよ」
無邪気な笑顔。
つばきの子供時代もこんな感じに無邪気な笑顔をたくさん浮かべてたんだろうなー。
子供の頃のつばき見てみたいかも。
今みたいに低い声じゃなくて、子供の声で、今よりも断然幼い風貌のつばき…気になる。
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