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僕の頭に載せたままのつばきの手をそっと握った。
僕はつばきの全てが大好きだ。
いつかこの気持ち伝えたい。
………でもつばきと僕の好きは全然違う好きなんだ。
『弟みたい』
つばきは僕に対してそう思ってるんだ。
ぐうぅぅぅーっ。
テレビの音をかき消すようになったお腹の音。
今のお腹の音は僕じゃない。
ってことは、つばきだ。
「やっぱお腹空くな」
そういえば、夜ご飯食べてない。
そう思うと僕までお腹空いてきたかも。
「僕今からご飯の準備する!」
そう言い立ち上がろうとした僕を止めたつばきは、立ち上がりキッチンの方へ向かった。
「今日はこれ食べよう」
「………そば?」
つばきの手には、インスタントのカップそばが二つあった。
「それってお湯入れるだけの簡単なやつだよね…?」
「そうそう」
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