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あれ、いつの間にか寝ちゃってたんだ…。
朝起きると、ベットの上で寝ていた。
昨日の夜、自分で布団に入った覚えはない。ってことは、つばきがベットまで運んでくれたのかな。
「あ、ミケおはよ」
つばきがベットの部屋へと入ってきた。
「つばき、おはよう。昨日運んでてくれたの?」
「そうだぞ。ミケ、そば食べたらすぐ寝るから。あ、新年の挨拶まだしてなかったな」
「…新年の挨拶?」
そうか。昨日が、1年の最後の日、大晦日だったなら次の日は新しい年の始まりの日だ。
「そう。今日は1月1日。新年を迎えて初めて会った人たちには、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。って挨拶するんだ」
「つばき、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
「明けましておめでとう。こちらこそよろしくお願いします」
僕の挨拶に笑顔で答えてくれたつばき。
新しい年の一日の始まりにつばきの顔を見られるなんて幸せだなー。
「あ、そうだ。今日は初詣行こう」
「はつもうで?」
「近くの神社に行こう。小さいとこだけど、隣町の大きな神社より人少ないだろうし」
神社に行くのか。
「神社では、一年の感謝と新年の無事と平和を願うかな」
神社に行って何をするのかな。っと思っていた僕の顔を見て、説明してくれたつばき。
一年の感謝と新年の無事と平和、か…。
「まぁ、そんな固い感じじゃなくて、普通にお願い事をすればいいと思うよ。てかだいたいの人はそうだと思う」
お願い事か。
それなら、お願いしたいことがある。
「行きたい!」
「よし行こう。ってその前に、ミケはシャワー浴びて来い。昨日の夜浴びずに寝ちゃっただろ」
そうだった。
ベットまでつばきが運んでくれたんだった。
「うん。シャワー浴びてくる!」
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