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「あら、紫村さん。今日は早いのね」
常連のお客さん、紫村さんだ。
「みけくんもこんばんは」
「紫村さんこんばんは。いらっしゃいませ」
紫村さんは、結構な頻度でさつきにごはんを食べに来るお客さんで、僕がここで働く前から来ているお客さん。
物腰やわらかい、素敵な方だ。
年齢は……何歳なのかな…。
聞いたことないけど、見た感じ30代後半から40代ぐらいかな…。
「あっ。そうだったわ!みけくんごめんね、ちょっとおつかいを頼んじゃっていいかしら?」
紫村さんの頼んだお酒の準備をしていた僕に、こっそりおつかいのお願いをしたさつきさん。
「大丈夫ですよ。なに買ってきたらいいですか?」
「えーと…お味噌が切れてたの忘れてて、お味噌をお願いしていいかしら」
「はい。わかりました。買ってきますね。これ、紫村さんがご注文したお酒です」
「はーい。お願いね」
僕はエプロンを外して、裏口の方から店を出た。
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