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そうだった。
今日はプラネタリウム、を見に来たんだった。
つばきに手を引かれつつ、建物のなかへと向かった。
中へ入ると意外に狭くて驚いていたぼくは、つばきが入ってすぐのところで、チケットの手続きをしていたのに気づかなかった。
「……ちょうど次の上映が始まるみたいだ」
建物の中を見渡していたぼくの元へと戻ってきたつばき。
もう一度ぼくの手を取り、奥へと歩き出す。
奥には大きな扉が一つあって、その扉は開いている。つばきに手を引かれながらまっすぐとその扉の中へと入っていくとーー。
「………すごい…!」
扉の中は、席がびっしりと並んでいる。
人はまだらに座っていて、つばきは人の座っていない席の方へとぼくを連れていく。
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