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「…………ぇーと…俺、今すっごく邪魔だろうから、先帰ってます!」
芦屋くんがぼくの横で控えめに発言する。
「いや、俺がこの場を離れるよ」
つばきはぼくの頭に乗せていた手を退かす。
「いやいやあんたはみけくんと一緒にいろよ。知り合いなんだろ?」
つばきはまっすぐ芦屋くんを見つめ、「───君はミケの恋人なんだろ?」と小さな声で発する。
その声が微かに震えていて……。ぼくは慌てて否定しようとする。
だが、ぼくが否定する前にに芦屋くんが思いっきり首を横に振り否定をした。
「………そう、なのか?」
つばきが芦屋くんからぼくへと視線を移し尋ねたので、ぼくはそれに首を大きく縦に何度も振る。
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