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灰色生活にひとつの肉まんを
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いや。普通ではないか…。
不良みたいな容姿ではないが、パーツパーツが整っているから、こういうのを俗にいうイケメンというのだろう。
「おーい。聞いてるか?」
男の顔をぼーっと見ていた僕の顔の前に、手をブンブン振った男。
よく聞いてみたら、声は低い声だ。
優しげな印象の男には、少し似合わない声だが…いい声。
「お前、小さいな…。小学生か?小学生は早く帰れ。親が心配するぞ」
黙ったままの僕が男の少し茶色気味の瞳に映っている。
あ、瞳の色、髪の色と一緒だな…
「…てかお前、冬なのにその格好、寒くねぇか?」
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