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灰色生活にひとつの肉まんを
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薄い長袖のシャツに、短パン姿の僕に眉をひそめている。
全然、寒さなんて感じない。
「足、鳥肌立ってるし」
丸見えの太ももを指差した男。
「……鳥肌って、これが…?」
小さいブツブツが太もも全体を覆っている。
ずっと見ていると、少し身震いがする。
「ほら、今震えた。やっぱ、寒いんだろ?早く家、帰りな」
「……家はない」
僕の頭をポンポンと撫でている男。
「……触らないで…」
洗ってない髪を他人に触られたくない。
そんな僕のか細い声が聞こえたのか、頭に乗せていた手が離れた。
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