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灰色生活に最大な優しさを
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「まじで、お前何してんの!?こんな真冬に海に入ったら死ぬだろうが」
俺の腕を握ったまま振り向き、凄い形相で怒っている。
自分も全身びしょ濡れなのに、僕を気にかけている男は、先ほど肉まんをくれた男で――。
「はぁ。とりあえず、帰るぞ。このままじゃ風邪引く」
もう一度、僕を引っ張り歩道へ出て、ただ真っ直ぐ歩く。
5分ほど歩いて着いて場所は、7階立てのマンション。
オートロックを開け、エレベーターに乗り4階の部屋へ。
狭い玄関で靴を脱ぎ、まだ靴を脱げていない僕にお構いなしに引っ張り、玄関すぐの浴室へ。
一気にシャワーのお湯を出し、僕の方を見て「服脱いでシャワー浴びろよ」と言った男は浴室から出て行った。
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