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灰色生活に最大な優しさを
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僕は男に言われたとおりシャワーを浴び、脱衣場で置いてあったちょっと厚手のスウェットに着替える。
あの男のものなので、僕にはかなり大きくて裾も指まで完全に隠してしまい、ズボンの裾を引きずりながら男のもとへ行く。
「うわ、かなり大きいな」
ソファーに座っていた男は俺を見て笑い、手が見えるように袖を曲げ、ズボンもくるぶしまで曲げてくれた。
「じゃあ、俺もちょっとシャワー浴びてくるから、ドライヤーで髪乾かせよ」
ドライヤーを机に置き、風呂場へと行った。
僕はとりあえず、さっきまで男が座っていたソファーに座る。
男の体温がまだ残っていて、生暖かい。
髪なんて乾かさなくてもいいけど。
てか、めんどくさい。
ぼーっと部屋を見渡した。
全体的に物が少なく、1Kの部屋だが、広く感じる。
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