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平凡生活に一匹の猫が
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コーヒーでも飲んで、眠気覚ますか。
キッチンでお湯を沸かし、インスタントコーヒーを淹れる。
「………つ、つばき…」
キッチンを覗き込んだミケ。
できるだけ音を立てないように気をつけてたけど、目が覚めてしまったのか…
「どうした?うるさかったか?」
俺はミケと同じ視線になるために、屈む。
え…泣いてる…?
ミケの頬は涙が流れた跡があり、睫毛も涙で微かに濡れている。
「怖い夢でも見たか?」
「……うぅぅっ…」
優しく問いかけ、ミケの頭に手を乗せた俺に、一気に涙を流し嗚咽をあげてるミケ。
「よしよし。今温かいもん作るから」
俺はホットミルクにはちみつを入れ、ミケと一緒にソファーに座る。
さっきより落ち着いてきてるミケは、ホットミルクを冷ましながらちびちび飲んでいる。
「大丈夫か?」
コーヒーを一口飲み、ミケの顔を覗き込んだ。
ミケは小さく頷いた。
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