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「ミケは目玉焼きは何かける派だ?」
机には、塩にコショウ、マヨネーズにケチャップ、しょうゆ、ソースが並んでいる。
そんなにかけるのか…?
てか何もかけなくてもいいけどな。
「ちなみに俺は断然、ケチャップ派だ!大体のやつは、塩かしょうゆ、ソースで論争してるんだが、そんなのありきたり。絶対ケチャップが美味いから」
つばきがケチャップの蓋を開け、目玉焼きにかけてる。
「…へぇー」
あまりにも熱く熱弁するつばきに、曖昧な返事をしつつ、目玉焼きに箸を伸ばす。
箸の持ち方は昨日、つばきに教えてもらった持ち方でちゃんと持っている。
今まで、適当に持っていた僕だけど、箸にも正しい持ち方があったなんて、昨日初めて知った。
「ちょっと、待った!」
なんとか箸で一口分切った僕に、待ったをかけるつばきは、ケチャップを目の前に持ってきた。
「ミケになにもこだわりがないなら、ケチャップをかけて食って欲しい」
真剣な声音と真剣な顔で言ったつばき。
「まぁ。つばきが言うなら……」
そう言い切る前に、僕の目玉焼きにケチャップをかけた。
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