アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4
-
ここであったのも何かの縁だろう
それに彼らを助けようとした時とても懐かしいような気がした
「――、(わかった。…君の代りにあの子を守ろう…)」
喋れない青年は頷く
もうほとんど見えない中で女の子は彼が頷く気配を感じた彼女は安心したように笑う
「ありがとう…。」
手を握り必死にすがりつく弟をひとり残すのは心許なかったが大丈夫、
あきら…。あなたはひとりじゃないわ.お姉ちゃんが居なくてもきっとー…
「ねぇちゃん?」
「雪菜…ねぇちゃん、ひとりにしないで」
安らかな微笑みを浮かべ眠るように息を引き取る少女
幼い男の子はこの日たったひとりの姉を大切な家族をなくした
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 396