アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3
-
「あきらについた穢れを祓ってしまおう。己等はやることがあるから君は彼についた血をこの水で洗い清めてくれ」
渡された手拭いを真水につけてギュッと絞る
血痕を拭き取りながら白銀は傍らで手を動かす若い青年を盗み見る
この子の血縁があるらしき人物は確かにこの子と酷似しているきっと彼も成長すれば少なからず似るのだろう
しかし、みためは人と変わらないがこの人物は人間ではないようだ
「…己等が気になる?」
「…コクリ」
「己等はあき、字体は氷面鏡千晶、がまぁ、これは人に紛れて語る際の名前だな、ウカムルバス・ホロケウが真名なんだが今ので分かるように己等の生まれはこの地じゃないんだけど何故か奉り上げられてしまってな…このウタアゲ神社の神主ってのは表向きの顔で生活をしているが実際は…このウタアゲ神社の主神に祭り上げられた神だ」
「(神?だから神気が…だけど獣の気配もする)」
「はは、それは私が獣の気配がするのは己等が半神半獣だからだな。」
「 」
さらっと何の気なしに話すがこの神様いま自分の御霊を危うくした自覚がないのだろうか?
見ず知らずの相手に自分の真名を聞かせるなんて
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 396