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「―彼女と約束した。あの子を守ると―」
「白銀、そうか。だがそれは簡単ではないぞ…この子は普通の人間とは違う 天命の星をその身に抱えて生まれてしまったからな…それでも君は約束を貫くか?」
生まれる前からこの魂には呪いのように宿る呪縛の原因はわからないがそれがきっかけで闇に潜む影達を強く惹き付けるそれも問題だが今回の事件で彼にトラウマが更なる闇を与えてしまったかもしれない
[ 守ると彼女に誓って約束した]
護るって意味は何も外敵から守るだけが全てはないはずだ表面的な部分だけを排除しても内部に漬け込まれたら意味がないと思う
だから自分に出来る限りのことで護りぬくつもりだ
[道に迷うなら自分が夜道を照らす道しるべとなろうまた闇に魅入られ溺れ影に連れそうになりそうなら自分が彼を引き止まらせ傷ついたその心が悲痛な思いを緩和できるように勤めてやろう この子の傷ついた心を全て癒すなど出来なくとも自身が家族の変わりになれるとは思わないがその身心に寄り添うぐらいは出来るはずだ…]
強い意思をもった眼で頷く白銀に面影をみる
「(ああ。立派になって、いまの姿を彼にもみてせてやりたいものだな…。)」
まだ若い雪豹の――である青年の強い意思をみた
千晶は嬉しそうな笑みを浮かべ
「なら君に託そう…幼い我が末裔を守ってやってくれ」
「―嗚呼、もちろん―」
話が終わるなりあきは穢れである邪気払いを始める
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