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ネメシア番外編/迷子の赤狐
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赤狐があきらと逃げる前後です (ネメシアとリンクしてます。
― 迷子の赤狐 ―
俺にとってお山の外は未知の世界だ
アカツカ山とは違い人々の集う場所は驚きと未知に溢れていてはじめて見るものばかりだから結構見てるだけでも楽しい
でも今は目移りしそうになりながらも俺はある人物の後を必死に追いかけてた
上質な着物を着てるあのヒトの神々しいまでの陽気を便りにする幼い狐の子供は少しでも目を離せば見失いそうな金色の彼に置いていかれまいとする
でも金色の彼に簡単に撒かれてしまった赤狐は途方にくれていた
「見失っちゃった」
最初からバレてるのは百も承知だけどだからって諦めて帰れなかったのだ
あんな必死なーを見たのは始めてだった
まるで信じれないモノを目にしたように彼は自分の手を離して其を追いかけた
俺にはアレが何なのかわからなかったけど…あまりいいものには感じなかった。
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