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異様に集まる妖達の異変に気づき駆けつけたのだろう
その場にやって来てた術師者達は唖然とした
そして同時にあまりにも美しくそして強い獣に見とれた
そこにはその場に何体もいたもの数が居たであろう妖達を『たった一匹の獣』が何も残さずに一掃し終えてたのだ
そのまっさらな白銀の獣には術師者がいるのか定かではなかったが獣の首元に繋がれる赤い紐の鈴がチリンとなる
その音色はこの場にはあまりにも似つかわしくないほど清く涼やかであったが用が済んだ獣は此方を見るがただそれだけで何もせずに立ち去る
その一連の動作をただ見ているしかなかった術師達だったがハッとする
妖達を倒した白銀の獣(あの猛獣がただ対立下だっただけかもしれないが)をみすみす逃がしてしまったことに彼らは気づく。
そして、この日の出来事は直ぐ様に同業者の連絡網に広まることになる。
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