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鮮明に覚えてる
大切なあの子をオニが赤く染める
親はオニを阻むように見えない壁が行く手を阻んでた
母は手負いながらも姉にこの子らを守るのよ、と言って両親が逃がす時間を稼いでるその間に姉が手を引いて動けない自分を連れ出す
走って走って逃げた
無我夢中で、でもアレは外まで追いかけて
転んだ自分に狙いをつけて爪を振るう
来るだろう衝撃に反射的に目を閉じたけど一向に襲わない相手をみれば
そこには 身を呈して守る姉が真っ赤な水を滴らせながらも何時も見たいな笑みを浮かべ
『大丈夫、だから…お姉ちゃんが守ってあげる…から』
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